先進医療


まだ安全性、有効性に疑問があるもの が、 「先進医療」と呼ばれます。

〜残念ながら、資金力のある企業や学会の有力者などの影響を強く受けがちだと私は思っています。(コロナ禍で「専門家」がいかに当てにならなかったか。。。)


○子宮内膜擦過術(いわゆる、内膜スクラッチ法) は2003年から
○二段階胚移植法 は、2011年から
○子宮内膜刺激法(いわゆる、SEET法)   は、2009年から
○強拡大顕微鏡による形態良好精子の選別法(いわゆる、IMSI法)  は、2009年から
○ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(いわゆる、PICSI法)   は、2003年から
~精子の大切なことは 頭部にある旦那さんの遺伝情報で、見た目や運動性能ではないと思うのです。(まあ、運動性がよくても悪くはないのでしょうが)

○子宮内膜受容能検査(いわゆる、ERA)法   は、2014年から
○子宮内細菌叢検査(いわゆる、EMMA/ALICE法)と
○子宮内フローラ検査   は、2013年から
~試料を取るためには膣、子宮頚管を通らねばならないので、途中のバイキンの影響を受けてしまって意味がない と否定的な先生もいます。

○タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養  は、2004年から

それぞれ行われています。

~今のところ どれも
   妊娠率の大幅な改善を示すRCT(ランダムコントロールスタディ~きちんとした研究ってことですか)は限定的(無いわけじゃないけど、決定的ではない)。。。とのチャッピーのお答えです。

「先進医療」とは

今までの医療ではうまくいかなかった場合に 試してみる ということです。

抗がん剤なんかでも、標準治療が効かなかったときに 「新しいお薬」を使ってみますよね。

初めから 「新しいお薬」試してみたいですか?  (実験?)

~信頼できるようなら、それが次の「標準治療」 になります。


まあどれも危険は無さそうですが、

効果が明らかでないものには 安易に飛びつきたくないと思うのです。